うまくいかない時(逆にそんな時が多いかもしれないが…)、何のために起業したのか考えてしまう。
- それまでの仕事に満足できなかったから。
- 自分なりのアイデアを実践したかったから。
- 自分の力を試したかったから。
これらはどれも自分都合の発想だが、それだけではなかった。
自分がするサービスによって正しい情報をユーザーに伝えれられる。
と思ったからだ。
しかし、現実は厳しい。思っていた何倍もの難しさを感じている。
原因はいくつもあるだろう。そのことはひとまず脇に置いて、まずは起業する意味を考えてみる。
最近強く思うことは、
自分一人でできることは限られている。
ということだ。
身一つ、時間も資金も限られている。発想や意思も一人の力は僅かだ。
気が付けば周りの多くの力があったことによって、仕事は形作られてきた。
そのことは認識しなければならない。
組織に属することにより発揮できる力、貢献できる仕事がある。
それを捨ててまで起業する意味・価値はあるのか? あったのか?
自分に能力があったとして、それを提供できなくては、受け入れてもらえなくては全く意味をなさない。
価値は世間・市場が判断することである。いくら自分が強く価値を強調しても、結果が全てだ。
だからうまくいっていない時、起業した意味を考えてしまう。
時には動けなくなってしまい、何も手が付けられなくなる。
だが、だが、もう少し頑張れる。
友は少ないが、家族がいる。本や音楽・映像があり、その中の頑張っている人がいる。
それらに励まされる。
事業の形は少しづつ変えてみているが、厳しい手探りの状態はまだ続くだろう。
日の目を見られるその日まで、自問しながら頑張ってみよう。